ポメラニアンに適したドッグフード

小型犬のポメラニアンは、消化器官が弱く、食が細いです。
小型犬全般にいえることですが、ポメラニアンは特に消化器官が他の犬よりもデリケートです。
これは年を重ねるほどに影響が顕著であり、老犬になるにつれて下痢や軟便が増える傾向が強いです。
あまり、下痢や軟便が続くようだと、胃腸に負担の少ないグレインフリー(穀物不使用)のドッグフードに代えてみると改善される場合があります。
ドッグフードの中には、嵩ましのためにトウモロコシ・ムギ・コメ類などの穀物が入っているものが多くあります。
犬は雑食ですが、穀物を消化できないので、胃腸に負担がかかり体調を崩しやすくなります。
また、穀物を長期間大量に犬に食べさせると皮膚、毛並みなどのアレルギー症状の原因にもなってしまいます。
加えて、穀物を使用しないということは、犬の体が本来必要としている肉がしっかりとれるということで、タンパク質からできている毛に栄養をしっかり行き渡らせ、美しい毛並みをつくることにつながります。
また、ポメラニアンは骨折や関節系のケガをしやすい犬種でもありますので、骨や関節を強化する成分であるカルシウムやグルコサミンが入ったドッグフードがおすすめです。

それに、ポメラニアンには目の下にクマのような黒ずみが出来ることがあります。
これは「涙やけ」であり、病気ではありませんが非常に目立ちます。
涙焼けの原因は「涙」であり、涙の量が多かったり、涙を輩出する管が詰まったりすると涙があふれてしまい、目の周りが濡れた状態が続くと、細菌の増殖によって毛が変色し「涙焼け」になります。
添加物が原因の場合も多いので、無添加に変えてみるのも一つの方法です。
それでも改善されない場合は、タンパク質源を考えてみてください。
ドッグフードの動物由来のタンパク質には、牛や豚、鶏、羊、鹿、魚など様々な種類がありますが。
犬によっては体質に合わないものもあり、アレルギー反応をおこし、涙やけの原因になっている場合があります。
ですので、涙焼けがある場合は、タンパク質の種類を確認し、違う種類に変えてみることをおすすめします。
体臭も、ドッグフードのたんぱく質の粗悪成分が原因となっている可能性が高いのです。
しっかりシャンプーしているのに匂いが改善しないときは、ドッグフードのたんぱく質の成分を調べて、違う種類に変えてみることをおすすめします。

無駄吠えをしてしまう場合などは、落ち着かせるハーブが含まれているドッグフードもあるので、いろいろと試してみてください。
犬と一緒にストレスなく楽しい生活が送れるように、注意深く犬の様子を観察してあげてください。